抜け毛が増えてきたら要注意！早めにやっておきたい若ハゲ対策を紹介

20代や30代など、若いうちから抜け毛や薄毛に悩まされる人は少なくありません。若ハゲは進行性のものが多く、放っておくと症状が進んでしまうので、なるべく早めに適切な対策を行うことが大切です。本記事では、若ハゲ対策を始めるべき人の特徴と、若いうちから行える主な薄毛対策について解説します。

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あなたは若ハゲ？薄毛を対策すべき人の特徴

若ハゲの原因は人によって異なりますが、以下のような特徴が見られる場合は若ハゲの可能性があります。薄毛症状は早期発見、早期治療が重要なので気になる症状がある人は早めに対策を開始しましょう。ここでは薄毛対策を始めるべき人の特徴をまとめました。

抜け毛が増えてきた

人の髪の毛は成長→退行→休止のサイクルを繰り返しているため、健康な状態でも1日およそ50～100本程度の髪の毛が抜けると言われています。（※）しかし、起床時の枕に髪の毛がたくさん付着している、お風呂の排水口に抜け毛が詰まるなど、1日に大量の髪の毛が抜ける場合は、若ハゲの症状が進行している可能性があります。抜け毛が増えてきたと感じ、季節を問わず毎日200本以上の髪の毛が抜ける場合は、薄毛対策を検討した方がよいでしょう。（※）

※出典：池袋AGAクリニック.「髪の毛の一般的な１日の抜け毛本数は何本なのか？」.

髪の毛が細い

髪の毛の太さには個人差がありますが、以前より明らかに細くなっている場合や、髪にハリやコシがない場合は若ハゲの可能性があります。抜け毛の根元を水平に持ったとき、毛先が大きく下を向いている場合は、髪の毛が弱っている証拠です。

額やつむじが薄くなってきた

日本人男性に多いAGAは、M字型とO字型の2パターンに分類されます。M字型は前頭部の生え際が後退し、正面から見たときに額がアルファベットのMの形になる状態のことです。一方のO字型は、頭頂部から徐々に薄毛が広がっていくタイプの薄毛です。以前に比べて額が広くなった、つむじあたりのボリュームが減ってきたと感じたら、若ハゲが進行している可能性があります。

抜け毛が短い

若ハゲになると毛の成長期が短縮されるため、髪が十分に伸びないまま抜け落ちることがあります。抜け毛の長さが以前より短いと感じたら、若ハゲを疑った方がよいかもしれません。

抜け毛の毛根に異常が見られる

正常な抜け毛の毛根は、白っぽい楕円形をしているか、あるいは毛根鞘と呼ばれる半透明の膜に覆われています。一方、若ハゲや薄毛の症状が進行している人の毛根には、以下のような症状がよく見られます。

• 毛根が黒い
• 毛根が細長い、ギザギザしている
• 毛根に皮脂が付いている
• 毛根がない

枕などに付着した抜け毛を観察してみて、複数の髪に上記のような異常が見られる場合は、若ハゲや薄毛になっている可能性があるでしょう。

身内に若ハゲ・薄毛の人がいる

若ハゲの原因は複数ありますが、父や祖父など身内に若ハゲや薄毛の人がいる場合は、その子や孫が若ハゲになるリスクが高いといわれています。

今からできる若ハゲ・薄毛対策

若ハゲや薄毛対策を始めるのは早ければ早いほどよいと言われています。気になる症状がある人はもちろん、若ハゲや薄毛を予防したいという人も、日常で実践できる対策を取り入れてみましょう。

ここでは、今からすぐにできる若ハゲ・薄毛対策を3つ紹介します。また以下のサイトでも将来の薄毛予防に必要なことをまとめているので参考にしてみてください。

将来の薄毛を予防するために必要なこととは？

生活習慣の見直し

生活習慣が乱れていると頭皮環境や体の状態が悪化し、若ハゲや薄毛の原因になることがあります。毎日の生活を振り返ってみて、改善の余地がある部分は少しずつでも見直してみましょう。以下では具体的な生活習慣の見直し方法を紹介します。

髪に良い食生活

髪の毛は、血液によって運ばれる酸素や栄養素を糧にして発毛・成長しています。偏食や過度なダイエットによって栄養不足に陥ると、髪の毛に必要な栄養素が供給されず、若ハゲや薄毛を誘発しかねません。特に髪の毛は生命活動に直接関係していないことから、内臓などの器官に比べて栄養が供給される優先度が低く、栄養不足に陥りがちです。普段から偏食や過度な節食の傾向がある人は、髪に良い食事を摂ることを意識してみましょう。

基本的には3食バランスのよい食事を摂ることが大切ですが、髪の主成分となるタンパク質や、タンパク質の合成を促す亜鉛、血行促進や頭皮環境の改善に役立つビタミンなどを積極的に摂取するのがおすすめです。タンパク質は肉や魚、卵などに、亜鉛は牡蠣やわかめ、赤身の肉類に、ビタミンは緑黄色野菜や果実、ナッツ類などにそれぞれ多く含まれています。なお、脂の摂りすぎは皮脂の過剰分泌を招く要因となります。多すぎる皮脂は毛穴に詰まり、頭皮環境を悪化させる可能性がありますので、脂肪分の過剰摂取に注意しましょう。

良質な睡眠を

人体は毎日髪や皮膚、爪などを作っていますが、その生成に大きく関わっているのが成長ホルモンです。成長ホルモンには、三大栄養素であるタンパク質、脂質、糖質の代謝を促進させる作用があり、髪の毛の生成においてはアミノ酸の吸収率を上げてタンパク質の合成を促す役割を担っています。成長ホルモンの分泌は睡眠中に活発になるため、慢性的な睡眠不足に陥っていると、丈夫な髪が育たなくなります。成長ホルモンは特に午後10時～午前2時までの4時間に分泌が盛んになるため、この時間帯に就寝することが若ハゲ、薄毛対策となるでしょう。（※1）また、良質な睡眠を取るために、以下のような工夫を取り入れてみましょう。

• 就寝の3時間前までに食事を済ませる（※2）
• ぬるめのお風呂にゆったり浸かる
• 寝る前にパソコンやスマートフォンなどを使わない
• 部屋の明るさや温度、湿度を整える

※1出典：医療法人昴会　野村医院.「薄毛と睡眠不足の関係」.

https://www.nomura-iin.com/baldness_lack_of_sleep.php

※2出典：IWATA online store.「夕食は寝る3時間前」

育毛シャンプーで抜け毛対策

毎日使っているシャンプーを育毛シャンプーにするのも有効な対策の一つです。育毛シャンプーとは、その名のとおり育毛に特化したシャンプーのことです。普通のシャンプーとの違いは、洗浄成分だけでなく、健康な髪作りや頭皮環境を整えるのに役立つ成分を重視し配合されているところです。配合成分は製品によって異なりますが、頭皮の血行を促進するもの、炎症を抑える作用があるものなど、複数のタイプがあります。使い方や使用感もさまざまですので、自分に合った育毛シャンプーを選ぶとよいでしょう。

効果的な育毛シャンプーの使い方

育毛シャンプーの使い方は一般的なシャンプーと同じですが、洗髪の際に頭皮マッサージを行うと、頭皮が柔らかくほぐれて成分の浸透率アップを期待できます。具体的な頭皮マッサージの方法は以下のとおりです。

1. 指の腹を使って頭皮全体を揉む
2. 耳の上から頭頂部にかけて指圧する
3. 後頭部を指圧する
4. 後頭部の付け根を指圧する
5. こめかみから頭頂部にかけて指圧する

頭皮全体を揉むときは、円を描くようなイメージで行うのがポイントです。また頭皮マッサージをする際は爪を立てたり、強い力を加えたりせず、指の腹で優しく丁寧に行うことを意識しましょう。

薬用育毛剤を活用する

普段のヘアケアに、薬用育毛剤をプラスするのもおすすめの対策法です。薬用育毛剤には、育毛シャンプーと同じく、育毛や頭皮環境の改善に役立つ成分が配合されているため、ふけやかゆみ、炎症の予防、栄養補給、血行促進などの効果が期待できます。医療用の発毛剤とは異なり、薬用育毛剤は天然成分をベースにしたものなので、副作用のリスクが少なく、毎日使えるのが特徴です。種類も、ニーズに合わせてローションタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプ、スプレータイプなど複数から選ぶことができます。

育毛剤は何歳から使える？

市販されている薬用育毛剤は医療用医薬品ではありませんので、年齢制限はありません。現在若ハゲに悩んでいる人はもちろん、今後薄毛になるリスクを抑えたい10代、20代の人でも活用することができます。若ハゲ、薄毛対策は早すぎるということはありませんので、年齢や時期に関係なく育毛剤を使ったケアを始めてみましょう。

若ハゲ対策は早い段階で始めよう

抜け毛が増えてきた、髪の毛が細いなどの変化が出てきたら、若ハゲ・薄毛対策を始めるのがおすすめです。薄毛対策は早すぎるということはなく、なるべく若いうちから始めておくと、若ハゲや薄毛の予防に役立ちます。日常で食生活や睡眠などの生活習慣を見直すと共に、育毛シャンプーや薬用育毛剤を上手に活用し、髪や頭皮の状態を整えるとよいでしょう。

薄毛について一人で悩む前に

蘭夢では、75名を超える髪のエキスパートである「毛髪診断士」が在籍しています。育毛・発毛促進など髪のお悩みお受けしています。一人で悩む前に、なんでもお気軽にご相談ください。

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記事監修

毛髪診断士：逸原真弓