更年期の薄毛や抜け毛で悩んでる。どうしたらいいの?
育毛お役立ちコラム
2024.03.08
更年期は個人差があります。しかし、一般的に女性は、45歳から55歳が更年期にあたると考えられています。更年期は女性だけに訪れるわけではありません。男性でも、男性ホルモンが減少し始める30歳後半から更年期が訪れるとされています。
男女とも、更年期にはさまざまな心身の変化が訪れます。その中の一つが薄毛です。この記事では女性、男性の更年期の薄毛の原因と対策方法を解説します。
目次
- 1.女性が更年期を迎えると薄毛になる原因
- 1-1.ヘアサイクルが乱れている
- 1-2.基礎代謝が低下している
- 2.男性が更年期を迎えると薄毛になる原因
- 2-1.男性ホルモンが大幅に減少しないため
- 2-2.ストレスによる薄毛も考えられる
- 3.女性の更年期の薄毛対策
- 3-1.イソフラボンを摂取する
- 3-2.バランスの取れた食事を心掛ける
- 4.男性・女性ともにおすすめの薄毛対策
- 4-1.生活習慣を整える
- 4-2.運動でストレス解消や血行促進を図る
- 4-3.適切なケアを心掛ける
- 5.更年期の薄毛は原因に応じた対策を講じよう
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女性が更年期を迎えると薄毛になる原因
女性が更年期を迎えると薄毛になる原因は、大きく次の2つがあります。
- ヘアサイクルが乱れている
- 新陳代謝が低下している
特にヘアサイクルの乱れは女性ホルモンが関わるため、女性特有の薄毛原因といえるでしょう。
ヘアサイクルが乱れている
女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が減少します。このエストロゲンは、女性らしい身体作りやコラーゲンの生成、ヘアサイクルを維持する役目を担っているホルモンです。そのため、女性が更年期に入りエストロゲンが減少してしまうと、ヘアサイクルが乱れて髪の毛が十分に伸びず、抜け毛にもつながります。
他にもエストロゲンは肌に潤いを与える役目を担っているため、更年期に入りエストロゲンが減少すると、頭皮が乾燥してしまいます。頭皮が乾燥すると、痒くなったり毛穴に炎症が起きたりして、抜け毛や薄毛になることもあるでしょう。
基礎代謝が低下している
更年期になると基礎代謝が低下します。基礎代謝が低下すると栄養が髪に届きづらくなるため、髪が細くなったり抜けやすくなったりすることもあるでしょう。また、基礎代謝の低下は頭皮のターンオーバーも乱します。頭皮のターンオーバーが乱れるとフケが発生しやすくなり、毛穴が詰まって炎症が引き起こされ、抜け毛につながります。
男性が更年期を迎えると薄毛になる原因
ここまで女性が更年期を迎えると薄毛になる原因を説明してきましたが、男性も更年期になると薄毛になる可能性があります。男性が更年期になると薄毛になる原因は、以下のとおりです。
- 男性ホルモンが大幅に減少しない
- ストレスによるもの
男性ホルモンが大幅に減少しないため
男性が更年期を迎えると薄毛になるのには、薄毛の原因とされている男性ホルモン、テストステロンの量が関係しています。男性ホルモンも女性ホルモンのように年齢とともに減少すると思いきや、更年期に入っても大幅に減少することはありません。そのため、更年期になっても薄毛に悩む男性が一定数いると考えられます。
ストレスによる薄毛も考えられる
男性が更年期を迎えると薄毛になる二つ目の原因は、ストレスです。更年期を迎えると、若い頃のように身体の調子や精神状態をコントロールできないことも増えます。若い頃のように自分をコントロールできないことがストレスの増加につながり、蓄積されることで次のような状態になる可能性があります。
- 自律神経のバランスが乱れる
- 睡眠時間が不足する
- ホルモンバランスが乱れる
上記のようにストレスが原因で引き起こされる状態は、いずれも薄毛につながるでしょう。
女性の更年期の薄毛対策
女性ホルモンの減少が原因で起こる更年期を迎えた女性特有の薄毛には、次のような対策が効果的です。
- イソフラボンを摂取する
- バランスの取れた食事を心掛ける
それぞれの対策について解説します。
イソフラボンを摂取する
ヘアサイクルや肌の状態を整える役目を担うエストロゲンの減少は、大豆イソフラボンの摂取で対策可能です。大豆イソフラボンは、エストロゲンに似た働きが期待できるため、大豆イソフラボンを積極的に摂取することで、更年期の薄毛対策につなげられます。
大豆イソフラボンを摂取する際は、自分の腸に腸内細菌のエクオール産生菌が存在するかどうか確認しましょう。このエクオール産生菌が大豆イソフラボンを代謝し、エストロゲンの代わりとしての機能が期待できる、エクオールと呼ばれる成分を作り出します。しかし、エクオール産生菌は全ての人の腸に存在するわけではありません。自分の腸内にエクオール産生菌がない場合は、サプリメントを摂取するようにしましょう。サプリメントを摂取することで、エクオール産生菌を摂取することが可能です。
バランスの取れた食事を心掛ける
バランスの取れた食事を心掛けることも大切です。例えば、女性ホルモンのもとになるコレステロールを摂取するためには、動物性タンパク質を献立に加えましょう。しかし、動物性タンパク質だけでは余分なコレステロールの増加につながるため、植物性タンパク質もバランスよく摂取する必要があります。動物性タンパク質を過剰に摂取すると皮脂が増えてしまい、頭皮トラブルにつながる可能性があります。
また、次のような食べ物の摂取もおすすめです。
- レバーやほうれん草:女性ホルモンの合成を助ける
- 種実類やかぼちゃ:女性ホルモンの分泌をサポートする
男性・女性ともにおすすめの薄毛対策
ここまでは、女性におすすめの薄毛対策を紹介してきましたが、ここからは、性別問わずおすすめできる更年期の薄毛対策を紹介します。
- 生活習慣を整える
- 運動でストレス解消や血行促進を図る
- 適切なヘアケアを心掛ける
それぞれの対策について解説します。
生活習慣を整える
睡眠時間が不足していると、薄毛が進行する可能性があります。そのため、1日7時間を目安に睡眠をとるようにしましょう。良質な睡眠をとるためには、就寝直前の食事や入浴、スマートフォンの操作は避けるのがポイントです。一般的に食事は就寝の3時間前、入浴は1~2時間前、スマートフォンやパソコンの操作は1時間前に済ませておきましょう。
睡眠は寝た時間だけでなく、決まった時間に起きることもポイントです。休みの日だけ長く寝るといった生活をしていると、副交感神経の働きが弱まり成長ホルモンが分泌されにくくなります。
また、飲酒や喫煙の習慣があれば、控えることも効果的です。アルコールは髪の毛の栄養を奪ってしまうため、髪が細くなる可能性があります。喫煙もニコチンが血管を収縮させるため、髪の毛に十分な栄養が行かなくなってしまいます。
運動でストレス解消や血行促進を図る
ストレスは薄毛の原因になるため、適度な運動で解消を図りましょう。運動の中でもウォーキングや軽いランニング、サイクリングといった空気を身体に取り込む有酸素運動がストレス解消につながるとされています。運動は血行促進も期待できます。血行不良になると、必要な栄養が髪の毛に届きにくくなり、薄毛につながる可能性があります。ストレス解消だけでなく、血行を促進するためにもウォーキングをはじめとした有酸素運動に取り組んでみましょう。
適切なケアを心掛ける
適切なケアも更年期の薄毛対策として効果的です。例えば、適切な方法でのシャンプーや育毛剤の使用が、更年期の薄毛対策になります。シャンプーや育毛剤使用時に頭皮マッサージをするのがポイントです。頭皮が乾燥して硬くなっていると、髪の毛の発毛に影響を及ぼします。そのため、シャンプーや育毛剤使用時には、しっかりとマッサージをしましょう。
更年期の薄毛は原因に応じた対策を講じよう
更年期に薄毛になる原因は女性と男性で異なります。更年期を迎えた女性の場合、エストロゲンの減少によってヘアサイクルが乱れたり基礎代謝が低下したりすることで、薄毛になる可能性があります。更年期を迎えた男性の場合は、薄毛の原因である男性ホルモンの量があまり減らないことや、更年期のストレスが原因で薄毛になる方もいます。更年期女性のように、エストロゲンの減少が原因で薄毛に悩まされているのであれば、大豆イソフラボンを積極的に摂取することで、薄毛対策ができます。また、エストロゲンの減少とは関係なく、ストレスや生活習慣の乱れが原因であれば、適度な運動や生活習慣の改善を心掛けましょう。
食生活や生活習慣の改善の他に適切なヘアケアも薄毛対策の一つです。シャンプーや育毛剤を上手に活用して薄毛対策につなげましょう。