将来の薄毛を予防するために必要なこととは?
豆知識
2022.11.01
今はとくに薄毛に悩んでいないという人でも「将来薄毛になったらどうしよう」と心配しているかもしれません。とくに元々髪の量が多くなかったり、髪の毛が細かったりすると、薄毛の症状がまだ出ていなくても不安に感じやすいようです。
そこで今回は、将来の薄毛を予防するために必要なことを紹介します。薄毛の症状が出てからでも改善は目指せますが、まだ薄毛の症状がないうちから対策しておくのもおすすめです。将来薄毛に悩まないように、この記事を参考にして薄毛予防をしてみてください。
目次
- 1.今日からできる!将来のための薄毛予防
- 1-1.髪の毛に良い栄養を意識して摂る
- 1-2.睡眠の質を向上させる
- 1-3.運動で血行改善&ストレス解消
- 1-4.頭皮に優しいシャンプーを使う
- 1-5.頭皮マッサージで血行を促進する
- 1-6.育毛剤を使ってみる
- 2.早めの予防で将来もボリュームのある髪の毛をキープしよう
今日からできる!将来のための薄毛予防
まずは、今日からできる薄毛予防法を紹介します。薄毛の症状がないうちから薄毛予防に努め、髪の毛を良い状態で保ちましょう。
髪の毛に良い栄養を意識して摂る
髪の毛を良い状態で保つためには、髪の毛に必要な栄養を意識して摂ることが重要です。健康な髪の毛に適した栄養素は、タンパク質・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛があります。
タンパク質
タンパク質は肉類や魚類、大豆類などに含まれる栄養素で、髪の毛の原料となります。原料がなければ髪の毛を作れませんから、積極的に摂取しましょう。ただし、脂質が多いタンパク質は、過剰に皮脂を分泌させて、頭皮環境を悪化させかねません。高タンパク低脂質の肉類は、ささみ・赤身・ヒレ肉などで、魚類はカツオやアジなどがあります。大豆類は脂質が多くないので、豆腐や納豆などたくさん食べて髪の毛の原料を体に取り込みましょう。
ビタミンB2
ビタミンB2には、過剰な皮脂の分泌をコントロールする働きがあります。皮脂が多すぎると毛穴が詰まりやすくなったり、嫌な臭いの原因となったりすることがあるため、ビタミンB2が多く含まれるうなぎ・納豆・卵・緑黄色野菜などを食べましょう。
ビタミンB6
タンパク質の代謝を助ける働きがあるのが、ビタミンB6です。タンパク質と一緒にビタミンB6を摂ると効率よくタンパク質が代謝されます。ビタミンB6が多く含まれているのは、魚介類・鶏肉・ニンニク・バナナなどです。
ビタミンC
抗酸化作用の効果があるビタミンCは、頭皮を紫外線などのダメージから守ってくれ、正常な頭皮環境に導いてくれます。レモンやオレンジなどの柑橘類、緑黄色野菜を食べましょう。
ビタミンE
ビタミンEには、全身の血行を促す効果があります。髪の毛に必要な栄養は、血液の流れで頭皮に届けられるので、血行を良くしておくことが大切です。ナッツ類やオリーブオイル、うなぎなどに含まれています。
亜鉛
髪の毛の主成分はケラチンなのですが、亜鉛はケラチンを生成するときに必須の栄養素です。亜鉛は牡蠣や豚レバーに多く含まれています。
女性は鉄分と大豆イソフラボンも忘れずに
女性は積極的に鉄分や大豆イソフラボンを摂りましょう。鉄分が不足している状態だと、髪の毛も細くなってしまうことがあります。また、大豆イソフラボンはエストロゲンという女性ホルモンと似たような働きをする栄養素です。加齢とともにエストロゲンは少なくなっていくので、大豆製品を定期的に摂ることを心がけましょう。
睡眠の質を向上させる
質の良い睡眠を取ると、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、髪の毛の成長を促してくれます。寝る前にストレッチをしたり、入浴して体を温めたり、アロマを取り入れたりして、睡眠の質を高める習慣をつけておきましょう。
運動で血行改善&ストレス解消
運動不足は血行不良を引き起こします。運動習慣がない方は、軽い運動を定期的に行いましょう。運動はストレス解消にもぴったりです。
頭皮に優しいシャンプーを使う
頭皮への刺激が強すぎるシャンプーを使うと、かゆみや乾燥の原因になり、頭皮環境を悪化させてしまいます。乾燥すると過剰に皮脂が分泌されることがあるので、無添加のシャンプーなど低刺激のものを選びましょう。
また頭皮がべたつきやすい人が頻繁に洗髪することも必要な皮脂を洗い流してしまうので、避けてください。
頭皮マッサージで血行を促進する
頭皮マッサージをすると血行が促進されるので、頭皮に栄養が行き渡りやすくなります。リラックス効果もあるので、お風呂上がりや寝る前に頭皮マッサージを取り入れてみましょう。
育毛剤を使ってみる
薄毛予防に効果が期待できる育毛剤ですが、実は脱毛予防にも期待できます。頭皮マッサージをするときに、育毛剤を使って成分を頭皮全体に行き渡らせましょう。
(※)参照:厚生労働省「医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000179263.pdf(参照2022-10-20)
早めの予防で将来もボリュームのある髪の毛をキープしよう
将来薄毛になるかもしれないと悩んでいる人は、今のうちから薄毛予防対策をしておきましょう。早めに生活習慣や髪の毛のケアを見直すことが、将来もボリュームのある髪の毛を維持することにつながります。今回紹介した予防方法を取り入れて、髪の毛を良い状態で保ったまま年齢を重ねていきましょう。
記事監修
毛髪診断士:湯藤ゆい