ナイトキャップってなに?ヘアケアに効果があるの?
育毛お役立ちコラム
2022.10.03
ナイトキャップとは、その名のとおり夜にかぶる帽子です。欧米では古くから使われてきましたが、近年は日本でも「寝ている間にヘアケアできるアイテム」として注目度が高まっています。ナイトキャップをベッドタイムに取り入れることで、憧れの美髪に近づくかもしれません。
本記事では、ナイトキャップの概要や効果・使うときの注意点を紹介します。
目次
- 1.ナイトキャップとは?
- 1-1.就寝時にかぶる帽子
- 1-2.発祥は中世ヨーロッパ
- 2.ナイトキャップで期待できる効果
- 2-1.髪や頭皮の乾燥防止
- 2-2.摩擦によるダメージの軽減
- 2-3.寝癖予防
- 2-4.トリートメントや育毛剤の浸透度を高める
- 3.ナイトキャップをかぶるときの注意点
- 3-1.髪をきちんと乾かす
- 3-2.ナイトキャップの素材にこだわる
- 3-3.サイズ・形状が合っていることも重要
- 4.ナイトキャップを上手に使って美髪を目指そう
\ 蘭夢を使って髪に自信を取り戻す /
おすすめの育毛剤を見る
ナイトキャップとは?
「ナイトキャップが髪によい」と聞いても、イメージしづらい人もいるかもしれません。ナイトキャップとはどのようなものなのか、概要を紹介します。
就寝時にかぶる帽子
ナイトキャップとは、主に欧米で活用されてきた帽子です。「ナイト(夜)」という名前のとおり、就寝時ベッドに入った状態で使います。ナイトキャップの形状の特長は、つばが付いていないことです。一般には、男性用はサンタクロースがかぶっているような形状のハット、女性用はふちにゴムが入った、童話「赤ずきん」に出てくるおばあちゃんがかぶっている帽子のような形状がよく知られています。
発祥は中世ヨーロッパ
ナイトキャップは中世ヨーロッパ発祥といわれます。「シラミから頭を守るため」「厳しい乾燥と寒さから頭を守るため」「カツラを取った後の頭を隠すため」などと起源については諸説あり、はっきりとしたことは分かりません。
現在のナイトキャップは、ヘアケア製品の一つとして扱われるケースが多いです。デザインや素材も多様化していて、着用感がよかったりデザイン性が高かったりするものがたくさんあります。
ナイトキャップで期待できる効果
ナイトキャップがヘアケアに効果的といわれるのは、なぜでしょうか。ナイトキャップで期待できる効果を見ていきましょう。
髪や頭皮の乾燥防止
就寝時の髪や頭皮は、非常に無防備な状態。乾燥が激しい季節は、寝ているだけで髪や頭皮の水分が奪われてしまいがち。ナイトキャップをかぶることで外気の影響を受けにくく、髪や頭皮の潤いがキープされます。髪のパサつきや乾燥による頭皮のかゆみなども抑えやすくなるでしょう。
摩擦によるダメージの軽減
枕に頭をのせると、髪の毛は枕カバーとの間に挟まります。すると寝返りなどで、髪の毛が擦れて切れ毛や枝毛になったり、引っ張られて抜け毛になったりします。ナイトキャップをかぶっておけば、髪の毛が枕カバーやシーツに当たって擦れる心配がありません。頻繁に寝返りを打つ人や、普段から髪のダメージが気になる人は特におすすめです。
寝癖予防
髪の毛をきちんとナイトキャップに収めて眠れば、おかしな寝癖が付きにくくなります。また髪が保湿されるため、髪が広がったり絡まったりすることも少なくなります。起床時の髪の毛がしっとりきれいにまとまりやすくなるので、寝癖直しに苦労する必要がありません。
トリートメントや育毛剤の浸透度を高める
アウトバストリートメントや育毛剤を使用している場合、ナイトキャップがフタのような役割を果たします。髪や地肌をむき出しで眠るより、必要な成分がしっかりと浸透しやすくなるでしょう。
ナイトキャップをかぶるときの注意点
ナイトキャップの効果を高めるためには、ナイトキャップの素材やサイズ・かぶり方が重要です。どのようなことに気を付けるべきか、具体的に見ていきましょう。
髪をきちんと乾かす
ナイトキャップは髪と地肌を保護するための帽子です。濡れた髪にかぶる「タオルキャップ」とはしっかり区別しましょう。髪や地肌が濡れた状態でナイトキャップをかぶると、地肌が蒸れたり雑菌が繁殖しやすくなったりします。美髪どころか頭皮のかゆみ・抜け毛、さらには臭いの原因となってしまうかもしれません。
また濡れた髪はキューティクルが開いており、髪の成分が外に出やすい状態。ナイトキャップをかぶっていても乾燥が進みやすく、髪のためにはよくありません。摩擦によるダメージも懸念されるため、濡れた髪にナイトキャップをかぶるのは避けましょう。
ナイトキャップの素材にこだわる
ヘアケア効果を高めるなら、化学繊維ではなく天然素材のナイトキャップがおすすめです。
天然素材とは、コットンやシルクを使ったナイトキャップを指します。コットンは吸湿性に優れており、さらっとした肌当たりが魅力です。タオル生地・ガーゼ生地などと選択肢も豊富で、洗濯機で丸洗いできるのもうれしいポイント。一方、シルクは調湿効果が高く、摩擦が起きにくいのが魅力です。手触りがよく高級感もあるため、ナイトキャップに抵抗のある人も身に着けやすいでしょう。
化学繊維のナイトキャップはコストパフォーマンスに優れていますが、調湿機能や放湿効果で天然素材に劣ります。ナイトキャップ内が蒸れやすくなるので、頭皮のためには避けた方が無難でしょう。
サイズ・形状が合っていることも重要
せっかくナイトキャップを購入しても、すぐに脱げてしまっては意味がありません。ナイトキャップが脱げてしまう原因としては、「サイズが小さい」「サイズが大きい」「形状が合わない」などが考えられます。かぶったときに「緩くないか」「きつくないか」「頭全体を覆えているか」などをきちんとチェックしましょう。
近年は、オーソドックスな形以外にも、ターバン型やパーカのフードのような形など、さまざまなナイトキャップが発売されています。「朝起きるといつも脱げている」という人は、脱げにくさに特化したナイトキャップをチェックしてみましょう。
ナイトキャップを上手に使って美髪を目指そう
ナイトキャップをかぶって眠れば、摩擦や乾燥のダメージから髪や頭皮を保護できます。ヘアケア剤も浸透しやすくなるため、「髪や頭皮のコンディションをアップさせたい」という人は、チャレンジしてみるのがおすすめです。
ナイトキャップの種類には、お手軽な価格の化学繊維や快適な装着感を得やすい天然素材があります。日常的に使うなら、おすすめはやはり天然素材です。ナイトキャップを上手に使って、就寝中も美髪ケアに努めましょう。
あわせて読みたい
記事監修
毛髪診断士:湯藤ゆい