冷房は薄毛につながる?
育毛お役立ちコラム
2023.08.04
暑い日が続きます。
冷房のきいた部屋に入るとホッとしますね。
暑さにたえられず、ついつい使ってしまう冷房ですが、薄毛につながることがあるのをご存じでしょうか。
目次
- 1.冷房が薄毛につながる理由
- 1-1.①髪の毛・頭皮の乾燥による栄養分・水分量の低下
- 1-2.②体温の低下による血行不良
- 2.夏の髪のためにできること
- 2-1.①バランスのよい食事
- 2-2.②適度な運動
- 2-3.③湯船につかる
- 2-4.④シャンプー後の髪の乾かし方
- 2-5.⑤睡眠をきちんととる
- 2-6.⑥育毛剤を使う
- 3.まとめ
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冷房が薄毛につながる理由
ここ数年、気候の変動の影響で、猛暑日が増えて、熱中症のリスクが高くなっています。
熱中症は屋外でおこりやすいイメージがありますが、家の中でも温度や湿度が高い状態で長い時間過ごしていれば、熱中症になりやすくなります。
どうしてもエアコンなどの冷房機器がないと過ごすことができません。
とくに夜、暑くて寝苦しいときは、エアコンで部屋の温度を下げて寝る方も多いと思います。
エアコンの冷房で快適になった部屋で髪の毛や頭皮がダメージを受けている場合があります。
エアコンの冷房で、部屋の中が乾燥することで、頭皮や髪の毛も乾燥してしまうからです。
エアコンなどの、冷房による影響として
- 髪の毛・頭皮の乾燥による栄養分・水分量の低下
- 体温の低下による血行不良
が挙げられます。
①髪の毛・頭皮の乾燥による栄養分・水分量の低下
エアコンの風が頭に当たることで、急激に髪が乾燥します。
そうすると、髪の表面を覆うキューティクルがはがれやすくなり、髪の毛の内部にある栄養分が外に出てしまい、髪の毛がパサパサになってしまいます。
乾燥している髪の毛はダメージを受けやすい状態です。
ダメージをふせぐためには、日頃のケアが重要です。
また頭皮が乾燥してしまうと、皮脂が過剰に分泌してしまい、頭皮全体が炎症をおこしやすくなり、フケやかゆみの原因となります。
かゆみから頭皮をかいてしまい、頭皮を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
②体温の低下による血行不良
冷房で体が冷えてしまうと、全身の血液の巡りが悪くなってしまいます。
とくに夏は半そでで過ごすことが多いので、冷気が体に直接あたり、体の熱をうばってしまいます。血行が悪くなれば体調にも影響があります。
頭皮も血行不良になればダメージにつながるので、必要以上に体を冷やさないことが大切です。
冷房の設定温度を少し上げてみたり、サーキュレーターを活用して空気を循環させるのもいいですね。
また冷房時はエアコンの冷気が直接体に当たらないように気をつけてください。
冷房による血行不良が薄毛につながることはお話しましたが、夏の髪のために血行不良を防いだり、夏冷えを改善するには、どうすればよいでしょうか。
夏の髪のためにできること
①バランスのよい食事
体を冷やす食べ物、飲み物の取りすぎに気を付け、バランスの良い食事を心がけてください。
体を温めるスパイス(しょうか等)を取り入れるのもいいですね。
②適度な運動
朝や夕方の涼しい時間にウォーキングするなど、無理のない適度な運動をおすすめします。
③湯船につかる
暑い夏はシャワーですませがちですが、湯船につかって血行をよくしましょう。
湯船につかりながら、頭皮をマッサージしたり、入浴剤をつかうのもいいですね。
入浴剤は入浴効果を高めますし、好きな香りは気持ちがリフレッシュします。
④シャンプー後の髪の乾かし方
夏は暑いので自然乾燥という方もいらっしゃるかもしれませんが、頭皮によくありません。頭皮が湿った状態だと、菌が繁殖して、フケやかゆみの原因となります。
タオルドライの際はゴシゴシこすらず、おさえるようにして水分をとってください。
その後頭皮からしっかりと乾かしてください。
⑤睡眠をきちんととる
早寝早起きをすることで自律神経をととのえます。
自律神経をととのえることで、血行不良を改善します。
⑥育毛剤を使う
ダメージをうけている頭皮には育毛剤の使用をおすすめします。
育毛剤を使うことで、頭皮の保湿につながります。
また育毛剤をつけてから頭皮全体をマッサージすると、血行がよくなり、毛根にしっかりと栄養が届きます。
まとめ
暑い夏。ストレスもたまりがちですが、頭皮の環境をよくすることが、ストレス解消にもつながります。
冷房を上手に活用しながら、頭皮のケアを心がけましょう。
夏の頭皮ケアを心がけることで、抜け毛が増えてくる秋をのりきる準備ができます。
帽子をかぶったり、日傘をさしたり、髪用の日焼け止めを使って、紫外線対策も忘れずにしてくださいね。
また汗をかく夏は、シャンプーの回数も多くなりがちですが、1日に何回もするのはおすすめできません。
1日1回で、頭皮をゴシゴシこすらないように気を付けてください。
頭皮環境にとって過酷な条件が多い夏ですが、少しの工夫で過ごしやすくなります。
丁寧な頭皮ケアで、冷房も活用しながら夏を乗り切っていきましょう。
記事監修
毛髪診断士:藤川彩