北から吹く風に木の葉が舞い散る季節になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。11月7日は「立冬」です。立冬から2月4日の立春までが暦の上での「冬」になりますが、まだまだ「秋」という感じですね。
この季節になりますと、軒下に「干し柿」を吊るしているのを見かけるようになります。年末にお店で売られている干し柿はきれいに白い粉が吹いて、とても美味しそうです。
しかし、子供の頃から慣れ親しんだ干し柿は、小さく縮んで黒くなった、甘くておいしいけれど非常に噛み応えのある自家製の干し柿です。「噛めば噛むほど味が出る」とはまさにこれ、と言ったところです。調べてみると、柿には栽培の「北限」と「南限」があり、干し柿にする渋柿の北限は青森県、そのまま食べる甘柿の北限は山形県・宮城県、南限は鹿児島県なのだそうです。寒さが厳しいところや、年中温暖なところでの柿栽培は難しいのですね。
さて、これから次第に寒さが厳しくなってきます。本格的な寒さを迎える前に暖房器具の点検やお手入れなどの冬支度をしておきましょう。また、バランスの取れた食事で寒さに負けない体力づくりをしたり、髪と頭皮のお手入れもしっかりしておいてくださいね。
皮脂腺から分泌された皮脂は、頭皮の表面に皮脂膜を作り、頭皮の乾燥を防いでいます。洗髪の回数が少ないと、紫外線や大気中のほこりなどで皮脂が酸化し、常在菌が増えることがあります。そうすると頭皮のターンオーバーが短くなり、大量のフケを発生させたり、炎症や湿疹を伴う事もあります。また、酸化した皮脂は毛根にも影響を与えるため、成長期の髪が休止期に変えられて抜け毛が増えていきます。これが脂漏性脱毛症です。
頭皮の皮脂分泌が多い方は、洗髪をこまめにしたり、脂っこい食事を控えるなどしましょう。炎症がある時は、ゴシゴシ洗いはせず、優しく丁寧に洗ってくださいね。
※成長期…毛母細胞が活発に分裂し成長する時期
※休止期…成長が止まり、脱毛へと移る時期
※ターンオーバー…表皮や角質で起こる皮膚の生まれ変わりのこと
プッシュタイプは、上の部分を押すと吐出口から液がシュッと出てきます。毎回同じ量が出るので適量が分かりやすいというメリットがあります。蘭夢を初めて使われる方や、効果的に使いたいという方にお勧めです。
とんがりタイプは、容器を逆さにすると先端部分の穴から液がぽたぽた落ちてきます。指の力が弱い方でもお使いいただけるので、プッシュタイプが使いづらい方はとんがりタイプがおすすめです。また、付けたいところに正確に使いたい、少しずつ付けたいという方にもおすすめです。使い勝手やご都合の良い使用方法によってお選びくださいね。
これからの季節、外では冷たく乾いた風が吹き、室内では暖房の使用で空気が乾燥しています。その為、お肌も乾燥してカサカサしたり、粉がふいたり、乾燥からくる肌トラブルが多いですよね。それは頭皮や髪も同じなんです。空気の乾燥は頭皮や髪の毛のうるおいを奪い、かゆみやフケ、切れ毛や枝毛、静電気を引き起こす原因となります。
このような肌トラブルを未然に予防するためにも、髪は優しく洗う、外出は帽子をかぶる、長時間ドライヤーの温風を髪に当てない、加湿器を使って適度な湿度を保つなどを心掛けましょう。