軟毛に気づいたらどうする? 早期発見と治療が大切
育毛お役立ちコラム
2024.01.12
軟毛は、細く繊細な状態の髪質のことです。髪のボリュームが出にくくなることはありますが、薄毛に直結するわけではありません。ただし軟毛化はAGA(男性型脱毛症)の初期段階であり、早めに専門家の診断や治療を受けることが重要です。
本記事では、軟毛化の特徴や軟毛化を予防する方法などを解説します。
目次
- 1.髪質は4つに分類
- 1-1.軟毛
- 1-2.直毛
- 1-3.くせ毛
- 1-4.剛毛
- 2.軟毛化とは
- 3.軟毛になると薄毛になる?
- 3-1.軟毛化はAGAの初期症状
- 4.髪質は改善できるのであきらめないで
- 5.軟毛化に気づいたら早めの治療を
\ 蘭夢を使って髪に自信を取り戻す /
おすすめの育毛剤を見る
髪質は4つに分類
髪質は、遺伝やホルモンバランス、生活習慣などによって決まります。一般的に、軟毛、直毛、くせ毛、剛毛の4つに分類されます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
軟毛
軟毛は細くて柔らかい髪質で、一本一本が細かくしなやかです。キューティクルという髪の表面を覆う鱗片状の組織が薄いため、ダメージを受けやすい傾向があります。
直毛
直毛は髪の断面がきれいな円形になっていて、うねらず真っすぐな髪質です。キューティクルがきれいにそろっていて、表面に艶があるのも特徴です。
くせ毛
くせ毛は、切ったときの断面がいびつで、うねりや縮れがあるのが特徴です。髪の太さは均一ではなく、くせの強さによって髪のボリュームも異なります。
剛毛
剛毛は太くて硬い髪質で、キューティクルが厚く、表面にハリがあります。髪の毛の太さは0.15mm以上で、髪の毛が傷みにくいのが特徴です。
軟毛化とは
軟毛化は、髪の毛がもともとの髪質よりも細く柔らかくなる現象で、男性の場合は部分的に、女性の場合は全体的に現れることがあります。
軟毛化した髪はキューティクルが薄く、メラニン色素が少ないのが特徴です。キューティクルが薄いため髪の保護機能が低く、全体的にダメージを受けやすい状態です。さらにメラニン色素が少ないため、髪の色が薄めに見えることもあります。
男性の場合はAGAの初期症状として現れることがあります。
AGAとは遺伝的な要因やホルモンの影響などによって、頭頂部や前頭部の髪の毛が薄くなる男性型脱毛症のことです。軟毛化すると髪の毛が細くなり、地肌が透けて見えやすくなることがあります。
軟毛になると薄毛になる?
軟毛の人が薄毛になるとは限りません。生まれつき髪が細く柔らかいと、髪のボリュームが出にくいことがありますが、それだけで薄毛になりやすいというわけではありません。
通常の髪の太さが0.08mm程度であるのに対し、軟毛は0.06mmほどと細いのが特徴です。数字だけ見るとそれほど変わらないように感じられますが、剛毛と比べると約1/3の太さしかありません。
そのため髪の毛の量は一般的でも、細い髪質の場合は、髪の毛全体が少なく見えることがあります。よって軟毛の人が薄毛になりやすいというわけではなく、髪が細いために薄く、ボリュームが出づらく見えているだけという場合も考えられます。
軟毛化はAGAの初期症状
AGAは、頭頂部や前頭部の髪の毛が徐々に薄くなり、地肌が透けて見える疾患です。軟毛化はその初期段階でもあり、髪の毛が細く柔らかくなり、量が減少することがあります。この症状が進行すると、徐々に髪の毛の密度が減少し、薄毛や抜け毛が顕著になることがあります。
軟毛化が見られる場合は、早めに専門家や医師に相談することが重要です。AGAは遺伝的な要因だけでなく、ホルモンバランスの変化、生活習慣などの影響によるケースもあるため、早期の対策や治療が効果的な場合があります。専門家のアドバイスを受けつつ、適切な治療法やケア方法を見つけることが大切です。
髪質は改善できるのであきらめないで
髪質の変化や脱毛の症状は、時に体内のさまざまな要因によって引き起こされることがあります。年齢による体の変化や健康状態、ストレス、栄養、ホルモンのバランスなどが髪の健康にも影響を与えるためです。
日頃からバランスの取れた食事や、適切な睡眠、ストレス管理、適度な運動などを心掛けましょう。
また髪の健康を改善するためには、適切なヘアケアや専門家のアドバイスを受けることも大切です。適切なシャンプーやコンディショナー、トリートメントを使ったり、過度な熱や化学物質から髪を守るためのケアを行いましょう。
また医師や専門家の指導の下での治療や対策も重要です。髪の健康を改善するためには、個々の状況に応じた総合的なアプローチが必要です。
軟毛化に気づいたら早めの治療を
軟毛化とは、髪の毛がもともとの髪質よりも細く柔らかくなる現象のことで、AGAの初期症状ともいわれています。早めに専門家に相談することで、進行を遅らせることができる可能性があります。
また軟毛化は、ホルモンバランスの変化や生活習慣による影響も受けます。健康な髪を保つためにも、生活習慣を見直すことも大切です。