育毛剤で逆にはげる? 原因と対策を解説します
育毛お役立ちコラム
2023.12.08
「育毛剤を使うと逆にはげる」という噂を耳にしたことがあるかもしれません。育毛剤は使い方を誤ると抜け毛が増えてしまうことがあります。
本記事では、育毛剤で抜け毛が増える理由と、その対策について詳しく解説します。
目次
- 1.育毛剤の使い方を間違えると逆効果も?
- 1-1.初期脱毛
- 1-2.育毛剤を付け過ぎている
- 1-3.育毛剤の成分が合っていない
- 1-4.頭皮が不衛生なまま使っている
- 1-5.育毛剤を使う期間が短い
- 1-6.異なる育毛剤の併用
- 1-7.脱毛が進行している場合もある
- 2.育毛剤で逆にはげるときの対策
- 2-1.育毛剤の使用を中止する
- 2-2.育毛剤を使う前にパッチテストをする
- 2-3.育毛剤を変える
- 3.育毛剤で逆にはげるのには理由がある
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育毛剤の使い方を間違えると逆効果も?
髪を育てるために使っているはずの育毛剤で「逆にはげる」という情報が流れているのは、なぜでしょうか。下記では、その理由を詳しく解説します。
初期脱毛
髪が抜けてから再び生える周期のことを、ヘアサイクルと呼びます。ヘアサイクルが乱れると、髪が十分に成長せず、薄毛の原因となります。勘違いしやすいのは、乱れていたヘアサイクルが正常に戻る際にも、抜け毛が増えるということです。これを初期脱毛といいます。
見た目には抜け毛が増えるため悪化しているように思うかもしれませんが、毛が増える前兆である可能性があります。育毛剤の使用をやめずに続けてみましょう。
ただし、初期脱毛はAGA(男性型脱毛症)の治療開始時に起こりやすいとされており、育毛剤で起こる可能性はあまり高くありません。
育毛剤を付け過ぎている
早く効果を出したいとはいえ、育毛剤の付け過ぎは逆効果です。育毛剤を付け過ぎると頭皮がべたついて毛穴が詰まり、頭皮の健康が損なわれます。新しい毛が生えなくなる懸念もあるため、必ず用法・用量を守って使用しましょう。
育毛剤の成分が合っていない
育毛剤で抜け毛が増えてしまう場合は、育毛剤に入っている成分が、頭皮に合っていない可能性があります。肌質に合っていない育毛剤を使うと、かゆみや炎症など頭皮に異常が現れます。放っておくと抜け毛がひどくなる恐れがあるので、すぐに使用を中止しましょう。
頭皮が不衛生なまま使っている
育毛剤の効果を発揮させるとともに、健康な頭皮の環境を整えるためには、頭皮を清潔に保つことが大切です。頭皮が不衛生なまま放置すると、常在菌が異常繁殖し、頭皮のかゆみや炎症が起こります。そこに育毛剤を付けると、症状が悪化する可能性があります。
育毛剤を使う期間が短い
育毛剤の効果を実感するには、最低でも6カ月必要とされています。ヘアサイクルには成長期・退行期・休止期があり、育毛剤が効果を発揮するのは成長期です。髪の毛の成長サイクルには個人差もあるので、短く見積もっても4カ月は続けなければ効果を実感しにくいといえます。
効果が現れないからとすぐに使用を中止せずに、6カ月は使用を続けてみましょう。
異なる育毛剤の併用
異なる育毛剤の併用は副作用のリスクを高めます。たとえ安全性にこだわって作られている育毛剤であっても、他の育毛剤と併用すると副作用が現れるケースもあります。ひどい場合には頭痛や吐き気に見舞われることもあるため、育毛剤を使うときには1種類だけに絞りましょう。
脱毛が進行している場合もある
育毛剤でいくら髪を生やしても、脱毛の進行速度が速くて抜け毛が減らない場合もあります。あまりに抜け毛が減らない場合は、原因を調べることも大切です。専門クリニックを受診してみましょう。
育毛剤で逆にはげるときの対策
育毛剤が原因で、脱毛が進行してしまっては元も子もありません。以下に対策をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
育毛剤の使用を中止する
育毛剤が頭皮に合わない場合は、抜け毛の進行を防ぐためにも使用を中止しましょう。特にかゆみやふけの増加、頭皮の発疹などの症状が出た場合は、一度病院を受診することをおすすめします。
育毛剤を使う前にパッチテストをする
育毛剤による副作用を防ぐために、使用前にパッチテストをしておきましょう。やり方は簡単です。まずは腕の内側の見えにくいところに育毛剤を塗ります。その後、30分後と48時間後に経過観察をして、かゆみや肌荒れなどの異常がないか確認するだけです。
もし異常が出た場合は、その育毛剤を使用しないようにしましょう。
育毛剤を変える
育毛剤が肌に合っていない場合は、他の育毛剤を探してみましょう。アルコールフリーで医薬部外品の育毛剤を選ぶのがポイントです。
通常の育毛剤にはアルコールが含まれていますが、アルコールは頭皮の乾燥の原因になります。アルコールフリーの育毛剤は敏感肌の方でも使いやすく、頭皮へのダメージも少なく済みます。
また医薬部外品の育毛剤は、副作用が心配な方にもおすすめです。厚生労働省が有効成分の量を定めていることから、医薬品以上に副作用のリスクが低いとされています(※)。
※参考:厚生労働省. 「医薬部外品の添加物リストについて」. 平成20年3月27日. https://www.mhlw.go.jp/topics/2008/04/dl/tp0407-2a.pdf
育毛剤で逆にはげるのには理由がある
「育毛剤を使うと逆にはげる」といわれるのは、育毛剤の使用方法が間違っているか、成分が肌に合っていない可能性があります。また育毛剤は効果が現れるまでに時間がかかるため、用量と使用方法を守って長い目で使うようにしましょう。もし肌質に合わない場合は、すぐに使用を中止し、専門のクリニックに相談しましょう。