髪の洗い方からドライヤーまで
育毛お役立ちコラム
2023.11.09
目次
- 1.正しいシャンプー方法を身につける
- 1-1.ブラッシング
- 1-2.予洗い
- 1-3.シャンプーを付けるのは泡立ててから
- 1-4.すすぎは十分に
- 2.リンス・コンディショナーの使い方
- 3.トリートメントやヘアオイルをつける
- 4.髪の乾かし方
- 4-1.タオルドライ
- 4-2.ドライヤー
正しいシャンプー方法を身につける
健やかな髪を保つためには頭皮の環境が一番大事です。
日中の汚れやスタイリング剤などは、その日に洗い落とすのがベストです。
また洗髪は髪を洗う為と思うのは勘違いにつながります。
水分を含んだ髪は外部からの刺激に大変弱いです。洗髪は頭皮の洗浄が目的で、頭皮に溜まった老廃物や皮脂の汚れを落としてあげるための行いです。
ブラッシング
最初にブラッシングで、髪についた小さなほこりや汚れを落としましょう。
シャンプー前のブラッシングはほこり、汚れ、皮脂を浮き上がらせて落ちやすくし、髪を洗う時の抜け毛や切れ毛が防げ、泡立ちもスムーズになります。
予洗い
シャンプーの前にお湯でしっかり頭皮や髪の汚れを落として下さい。
お湯の温度は人肌ぐらい。熱すぎると頭皮の乾燥につながり、低すぎると皮脂が落としきれません。
濡らすだけではなく指を髪の中に差し込んで予洗いを1~2分することでシャンプーの泡立ちもよくなり、泡立ちが良いことで頭皮もまんべんなく洗えますし、髪への負担も減少されます。
実はシャンプー剤をつける前にシャンプーという工程の7割は終了します。
裏を返せば、その7割を知らないがために過剰に頭皮や髪を傷めてしまっていることもあります。
だからこそ前準備はしっかりと押さえていただきたいです。
シャンプーを付けるのは泡立ててから
シャンプーを直に髪や頭皮に付けると刺激が強すぎたり、ムラづきになったり、髪が絡んでしまったり、すすぎ不足になったりします。
シャンプーは手に適量とり、よく泡立てて使いましょう。
手の上で泡立てたシャンプーを頭皮にまんべんなく乗せます。髪に指を差し込んで頭皮は爪を立てずに指のはらで優しく丁寧にまんべんなく洗います。
この時、髪はこすらないように洗います。頭皮を洗う。髪は極力傷つけない。ということが大事です。
すすぎは十分に
すすぎ残しはにおいや、かゆみの原因になります。
特に耳の後ろから襟足はすすぎが不十分になりやすいので念入りに洗い流してください。
使用するお湯の温度は、実は決まっています。
先に伝えましたが熱すぎると頭皮の乾燥を進めてしまいます。乾燥した頭皮は敏感になりかゆみや湿疹をまねく原因となります。
低すぎると皮脂が残りふけやかゆみ、においの原因となります。少しぬるいと感じる体温ぐらいが適温です。
シャンプーは薄毛に悩む方へ頭皮環境を良くする重要なヘアケアです。
リンス・コンディショナーの使い方
リンスやコンディショナーは髪の表面の保護、乾燥・静電気・枝毛・切れ毛の予防になります。
毛先から順番にもみもみと髪に付けたらすぐ洗い流しましょう。
頭皮には付かないように気を付けましょう。
トリートメントやヘアオイルをつける
髪の毛は寒風や外気、空気中の汚れ、ヘアカラー剤やパーマ液などさまざまなダメージを受けています。
ダメージを受けた髪の毛はキューティクルが剥がれてしまい、ハリやコシを失う原因にもつながります。
髪のハリやコシがないと感じたら、いつもより入念にトリートメントやヘアオイルを行いましょう。
トリートメントは適量を手に取り地肌を避けて毛先から髪全体になじませ、よく洗い流してください。
しばらく置くとより効果的ですが、必要な成分はちゃんと吸着していますからしっかりすすいで下さい。
ヘアオイルはパサつきを抑え、まとまりやすくなります。又、手っ取り早くつやを出すことができます。
毛先の表面にヘアオイルを付けたらまんべんなくオイルがなじむようにぎゅっと挟んだりプレスしたりしてください。目の粗いコームで毛先から優しくといていきます。髪が濡れたままだとキューティクルが開きっぱなしで絡まりやすくなります。必ずドライヤーで乾かして水分を取りましょう。
1日もたたないうちにべたべたしてくる場合は皮脂の異常分泌も考えられますが、すすぎが十分でなく、皮脂汚れが残った状態で乾かしてはいないでしょうか?
髪の乾かし方
お風呂から出たらすぐに髪の毛を乾かしましょう。
濡れたままではダメージを受けやすいですし、頭皮がいつまでも湿っていると、菌が繁殖して、フケや臭いの原因になるので注意が必要です。
タオルドライ
地肌を中心にタオルドライをすると効果的です。
タオルをふんわり持ち、地肌についた水分を吸い取らせていく感覚でふき取ります。
髪はポンポンと抑えるように水気をふき取り、こすらないようにしましょう。
タオルドライすることでドライヤーを使う時間が短くなるので、余分な熱で髪を傷める心配もありません。
このタイミングで育毛剤やヘアオイルを付けるとさらに効果的です。マッサージも忘れずに。
ドライヤー
ドライヤーは正しく使うことで、キューティクルを整え、髪にツヤを出してくれます。
乾かさずに寝てしまって、朝、髪が今まで以上に傷んだと感じがしたことはありませんか?
髪は濡れている状態ではとても傷みやすいです。その状態で枕に頭を乗せ、寝返りなど打ったりすると、ダメージが加速されます。髪はしっかり乾かして就寝しましょう。
頭頂部から温風を当てて頭皮から乾かします。続いて髪の根元から毛先へと乾かしましょう。最後は冷風を当てるとキューティクルが引き締まりツヤやまとまりやすさがアップします。
記事監修
毛髪診断士:西路 春代