頭皮の臭いの原因とは?解決方法を解説します!
育毛お役立ちコラム
2023.03.07
日常のふとした時に気になる頭皮の臭い。自分の頭皮を直接匂うことができないので、どんな臭いがするのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな多くの人が気になっている頭皮の臭いについて解説します。またその改善方法についてもお伝えします。
目次
- 1.頭皮の臭いをセルフチェック!その方法とは?
- 1-1.①枕や帽子の臭いをチェック
- 1-2.②頭皮を触った指の臭いをチェック
- 1-3.③ドライヤーを後ろからあてて臭いをチェック
- 2.頭皮が臭くなる原因は?
- 2-1.頭皮が臭う主な原因は皮脂や汗
- 2-2.雑菌の繁殖
- 2-3.洗いすぎ
- 2-4.加齢
- 2-5.食生活
- 2-6.ストレス
- 2-7.脂漏性皮膚炎
- 3.頭皮の臭い対策を始めましょう!
- 3-1.【対策1】正しい方法で洗髪をする
- 3-2.【対策2】食生活に気をつける
- 3-3.【対策3】運動をする
- 3-4.【対策4】ストレスを発散する
- 4.まとめ
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頭皮の臭いをセルフチェック!その方法とは?
まずは、自分の頭皮が臭っているかチェックする方法を紹介します。臭いが気になっている人はぜひ試してみましょう。
①枕や帽子の臭いをチェック
まずは、枕や帽子など頭皮が触れているものを嗅いでみましょう。朝起きてすぐの枕や1日かぶっていた帽子は、長時間にわたって頭皮や髪の毛と触れ合っているため、気になる頭皮の臭いがつきやすいでしょう。嗅いでみて嫌な臭いを感じるようなら頭皮から臭いが発生している可能性があります。
②頭皮を触った指の臭いをチェック
手を洗って清潔な状態の指の腹で頭皮を数回こすってください。そしてその指を嗅いでみましょう。単純な方法ではありますが、すぐにでもできるチェック方法なので気軽に試してみてください。頭皮特有の脂っぽい臭いがしたら要注意です。できれば部位や時間帯を変えて試してみましょう。
③ドライヤーを後ろからあてて臭いをチェック
ドライヤーの風を後ろから前に当てて臭いを感じるかチェックしてみましょう。
髪や頭皮が乾いている状態のときに後頭部から前に向けて風を当てるようにしましょう。なるべくシャンプー後ではなく時間が経って髪が完全に乾いた状態のときがおすすめです。
ドライヤーの風に乗って嫌な臭いがしたら、頭皮が臭くなっている可能性が高いです。
こちらも、時間帯などを変えて何度かチェックしてみましょう。
いかがでしたか?自分では感じにくい頭皮の臭いを簡単に嗅ぐことができるのでぜひ試してみてください。
では、そもそもなぜ頭皮から嫌な臭いがするのでしょうか?原因について解説します。
頭皮が臭くなる原因は?

頭皮が臭う主な原因は皮脂や汗
頭皮は皮脂やフケ、蒸れなどによって、雑菌が増えやすい環境です。また、そもそも頭皮の皮脂腺はTゾーンの2倍ほどあると言われており、皮脂が過剰に分泌しやすい場所でもあります。皮脂や汗そのものの臭いもそうですが、時間が経つことで酸化し、より嫌な臭いに変化します。
そのため、頭皮の臭いの改善には、臭いの原因となる皮脂や汗を取り除き頭皮を清潔にすることが大切です。
雑菌の繁殖
頭皮には髪の毛が生えているため、雑菌が繁殖しやすい高温多湿な環境です。さらに汗や皮脂、フケなどの分泌物が雑菌のエサとなり、臭いの原因となる雑菌が増えやすいことも覚えておきましょう
整髪料の汚れやシャンプーやコンディショナーの洗い残しなどが残っていると、酸化や雑菌の繁殖による臭いの原因となります。
洗いすぎ
洗いすぎも頭皮の臭いが出る原因のひとつ。臭いを取り除くためにシャンプーの回数を増やしたり、ゴシゴシと強く洗ったりすることは実は逆効果です。頭皮が乾燥しすぎて逆に皮脂が過剰に分泌する可能性もあります。
シャンプーの使用料や回数を増やすよりも、正しく頭皮や髪の毛を洗えているかが大切です。
加齢
40代以降になると皮脂の中に「パルミトオレイン酸」という脂肪酸の一種が含まれるようになります。この「パルミトオレイン酸」が酸化することで「ノネナール」をいう物質が発生します。これが加齢に伴い強くなる体臭の原因です。
ノネナールは男女問わず40代を境に増えはじめ、ノネナールが増えると体から加齢臭が漂うようになります。特に臭いやすいのは、頭部や体幹(お腹・背中)です。
ノネナールの生成を抑えるためには、原料となる脂質を減らすこと、酸化を防ぐことが重要です。
食生活
食事の内容によっても皮脂の分泌量は変わります。脂質の多い食事は皮脂が過剰に分泌される原因となるので注意しましょう。また、肉食中心の食生活を送っていると、体臭や頭皮臭がきつくなると言われています。食事によって皮脂分泌が変わるので、脂っこいものは避けてバランスのよい食事を摂るよう心掛けるようにしましょう。
ストレス
ストレスも、頭皮の臭いの原因となります。ストレスが溜まると、自律神経が乱れてしまい、交感神経を優位にします。交感神経が優位になると、男性ホルモンが増加し、皮脂の分泌量が多くなります。皮脂の過剰分泌は嫌な臭いの原因でもあるので、ストレスが頭皮臭の原因になることも。ストレスはどんな人でも多かれ少なかれ感じているのではないでしょうか。上手にストレスを発散する方法を見つけることが大切です。
脂漏性皮膚炎
頭皮に脂漏性皮膚炎が生じると、頭皮や髪の生え際に炎症が起こるだけではなく、脂っぽい黄色い皮脂やフケが出ます。この皮脂が酸化すると、頭皮の臭いの原因になります。
きちんと治療しないと、慢性化したり、再発したりしやすいので、早めに受診するなど適切な対策をとることが大切です。
頭皮の臭い対策を始めましょう!

【対策1】正しい方法で洗髪をする
まずは正しい方法で洗髪することが大切です。頭皮の臭いのモトとなる不要な汗や皮脂は適切に落としましょう。ただ臭いを取りたいからと1日に何度もシャンプーしたりゴシゴシとこすったり、必要以上に洗いすぎることもNGです。
【対策2】食生活に気をつける
脂質を摂りすぎると皮脂の分泌量も増えます。例えば揚げ物や焼き肉などを食べた翌日、顔がベタベタしたりテカテカした経験はないでしょうか。これは脂質を摂りすぎたことで皮脂量が増えたためです。脂質の多い肉類や、バターや生クリームなどの乳脂肪を使った洋菓子、揚げ物やスナック菓子などはなるべく控えて、バランスの良い食生活を心掛けることが大切です。
【対策3】運動をする
運動が不足していると汗腺が休眠状態となり、汗が出にくくなっている可能性があります。汗をかかないでいると、汗腺の機能が衰えてしまい、臭いを発生しやすくなります。運動不足は、血行不良や新陳代謝の低下となりやすいので、健康的な髪が育たない原因となる可能性も。健康の為にも頭皮の為にも積極的な運動を心掛けましょう。
【対策4】ストレスを発散する
ストレスの原因は仕事や家事、育児、人間関係などさまざまです。ストレスを感じずに過ごすことは難しいので、ストレスを溜め込みすぎないよう意識しましょう。
趣味に没頭したりスポーツをしたり、自分にあったストレス解消方法を見つけてみるとよいでしょう。
まとめ
頭皮の臭いが気になっている人は、まずはセルフチェックをしてみましょう。
皮脂や汗、食生活やストレスなどが原因で、だれでも頭皮臭がする可能性はあります。
頭皮の臭いはなかなか消えないと思っている人も、頭皮が臭くなる原因を知ったうえで、シャンプー方法や生活習慣などを見直し、頭皮の臭い対策を始めましょう!
記事監修
毛髪診断士:篠原沙希