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髪が細くなる原因と対策

若いころは髪の毛が太く、量が多くて困るくらいだったのに年を取るにつれて髪が細くなってきたり、なぜかセットが決まらなくなってきたという事はありませんか?
もちろん生まれつき髪が細く猫っ毛という方もいらっしゃるかと思いますが、前者の場合、対策次第で改善できる可能性があります。 

この記事では髪の毛の太さについて解説していきます。

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一般的な髪の毛の太さと種類

一般的に髪の太さには個人差があります。まずは、自分の髪は細いのか、それとも標準的な太さなのか判断してみましょう。

髪の毛の平均的な太さ


日本人の髪の平均的な太さは「0.07~0.08㎜」と言われています。
欧米人の平均は約0.05mmで、日本人の髪は平均して欧米人の1.5倍の太さです。

人種による違いは、太さだけではなく、断面形状やキューティクルにも違いがあります。
一般に日本人の髪の毛は切断面が真円に近いのに対し、欧米人の髪の毛は楕円形をしていて、毛穴の形からして違うため欧米人はウェーブヘアの方が多いです。キューティクルについては、日本人は欧米人よりもキューティクル1枚1枚が厚く、大きく硬めで、重なりが密になっています。その為に日本人の方が欧米人よりも髪が痛みやすいと言われています。

髪の毛の太さの種類

髪の毛の太さの話に戻りましょう。
日本では、0.06mm未満の毛の太さを「軟毛」と呼び、柔らかく短い毛です。

0.06mm以上の毛の太さを「硬毛」と呼び、硬く長く伸びる毛を言います。
0.04mm未満の毛を「うぶ毛」と呼び、0.09mm以上の毛を「太毛」と呼びます。
ちなみに髪は一生涯、同じ太さを維持しているわけではありません。

男女差はありますが、10~30代にかけて髪の毛は太く成長します。その後、ピークを迎え、そして、男性は20代後半から、女性は30代後半から徐々に細くなるのです。

自分の髪の毛の太さをチェックする方法

自分の髪の太さをチェックする場合には、日本人の髪の平均値である「0.07~0.08㎜」を基準として、基準より上ならば太めの髪の毛であり、基準より下ならば細めの髪の毛であると判断できます。

判断方法として、髪の毛の太さをチェックする簡単な方法があります。

10〜15cmほどの髪の毛を1本用意する。
髪の毛の端を人差し指と親指ではさみ、地面と平行になるように持つ。
太い髪の毛であればほぼ真っ直ぐな状態になり、弱い細い髪の毛は弧を描くように先が垂れさがります。
※髪の毛が短い方や、正確に診断されたい場合には美容室や皮膚科に相談すると良いでしょう。
髪の毛の太さや色に違いが出てくる原因

ではなぜ髪の太さや色に違いがでてくるのでしょうか。
髪の毛は、外側から順に「キューティクル(毛小皮)」、「コルテックス(毛皮質)」、「メデュラ(毛髄)」の3層で成り立っています。

キューティクル

髪の毛は海苔巻きのような構造になっており、「キューティクル」は、海苔巻きでいう海苔の部分で、ウロコ状に何枚も重なりあって綺麗な模様を形成しており、タケノコの皮のように重なって、毛髪全体を包み込んでいて摩擦に耐える丈夫な性質で髪の毛を保護しています。

コルテックス

「コルテックス」は、海苔巻きでいう酢飯の部分で縦に比較的規則正しく並んでいて、髪の約85~90%を占め、水分を保持して潤い、髪をしなやかにしたり、髪の強度やコシ、髪色を決定したり、透明感や動きのあるツヤ感に影響する重要な存在です。髪の色を決めるメラニン色素は、コルテックスの中に存在し、アジア人のような黒髪にはメラニン色素が比較的多く存在します。

メデュラ

「メデュラ」は、海苔巻きでいう具材部分で髪の毛の中心に存在しています。
スポンジ状ケラチンともいわれる不規則なケラチンや多くの空間から構成されています。

以上のことから、髪の毛の太さはコルテックスの量で決まるという事がご理解いただけましたでしょうか。 
コルテックスは、髪の大部分を占める重要な部分なので、髪を丈夫にするには、コルテックスの量を増やすことが大切です。また、コルテックス内の細胞の分布が偏ると、髪がうねったり、ねじれたりするため、後天的なくせ毛にもつながります。

髪の毛が細くなる原因とは

元々ハリコシのあった髪が徐々に細くなってきたと感じる場合は、以下のような原因が考えられます。

加齢によるヘアサイクルの乱れ

30代後半を迎えると、細毛になる傾向があります。その理由は、加齢によって「ヘアサイクル」の成長期が短くなるからです。
ヘアサイクルとは、髪が一定期間伸びる「成長期(約2~6年)」、自然と抜け落ちる「退行期(約2~3週間)」、新しく生え変わる「休止期(約3~4ヵ月)」のサイクルのことを言います。
一般的に10~20代若い頃は、「成長期」の若々しい健康的な髪が生えそろいます。しかし、年齢を重ねると次第に「退行期」と「休止期」に当たる髪が増え、成長期が短くなり髪が太くなる前に抜けてしまう為、髪は細くなり、徐々にまばらになり、頭皮が目立ち始めてしまいます。

ヘアサイクルの乱れにより、髪の毛に十分な栄養が行き渡っていない可能性が考えられます。対策としては育毛剤の使用や頭皮マッサージがおすすめです。

育毛剤の使用後に頭皮マッサージを行う時は、指を軽く広げ、ツボを押すように頭皮全体を押したり離したりします。指の腹を使い、気持ちよいと感じる力加減でゆっくり行いましょう。
毛根に栄養を運ぶ血管は、頭皮のすぐ下を通っているので、頭皮を押すことで血管へストレートに力を加えることができます。それにより血流が良くなり、毛根へ運ばれる栄養素が増えることになります。

偏った食生活

髪の毛の対策に効果的な食事をとることで、髪が細くなることを予防したり髪を太くできる場合があります。栄養バランスが取れていない食生活は、頭皮環境の悪化を招いてしまいます。例えば、揚げ物中心の食生活は油分の過剰摂取につながり、頭皮の皮脂分泌が促進し、毛穴に皮脂が溜まりやすくなってしまいます。また、動物性たんぱく質の過剰摂取は、頭皮の血行不良を招く原因となります。

ハリコシのある髪の為には、髪の成長に必要な「ビタミン」「たんぱく質」「亜鉛」をバランス良く毎日の食事に取り入れることが大切です。過度なダイエットにより鉄分不足や亜鉛不足などの状態が続くと、体内の栄養バランスが乱れ、髪のコシやハリが失われやすくなります。

健やかな髪の成長をサポートしてくれるビタミンは代謝をアップして血流をよくし、頭皮環境をよくする働きがあり、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜やサケやウナギなどの魚介類やチーズ、レバーなどに含まれています。
たんぱく質は肉や魚、卵、乳製品、大豆などに含まれています。
亜鉛などのミネラルは特に何もしていなくても1日に15mgほど消費されてしまい、飲酒や喫煙、過度なストレスによっても減少してしまうため、意識して摂取するのが望ましいと言われています。ミネラルは牡蠣や豚レバー、納豆、いわし、ナッツ類に多く含まれています。

髪の毛のためにもどれか1つの栄養素ではなく、バランス良く組み合わせて献立メニューに活かして接種していきましょう。
毎日の食事で補いづらいと感じたときは、サプリメントを利用することもおすすめです。

髪型を変えてみる

髪が細く見える原因の一つに、ずっと変わらない髪型をしている事も要因の一つになりえます。以前と比べてしまうために細毛が目立ってしまっている場合があります。
また、薄毛を気にするあまり長い髪の毛を保とうとして逆に薄毛が目立ってしまう場合もあります。長い髪の毛は雨に濡れたときや汗をかいたときに髪の毛が束になってしまい、薄さが強調されてしまいます。また、薄くなっている部分を長さでカバーすることで、不自然な髪型になり返って悪目立ちする場合もあります。

男性の場合は、長い髪ではなく、逆に思い切って短くして前髪をあげたり、分け目を変えたり、金髪や茶髪など髪の毛の色味を地肌に近い色へ近づけて薄毛が目立たないようにするのもおすすめです。短髪やツーブロックにすることで、爽やかな印象に仕上がりますし、セットも簡単になります。また髪をセットする際には一方向にだけ流すのではなく、ワックスやジェルなどで毛先を散らすと動きが出てボリュームアップしたように見えます。

女性の場合は、ロングヘアや分け目が目立つワンレングスなどは髪の重みで余計にペタッとした感じに見えてしまいます。そこで、前髪を作ったり、髪型をショーカットやベリーショートにすることで、髪の毛に軽さを出すことができます。
ショートカットやベリーショートは髪の毛自体が軽くなるため、ワックスなどでセットすればトップにもボリュームを出しやすくなります。どうしても長い前髪を希望でワンレングスにしたい場合は、分け目をまっすぐではなく、ジグザグにするなど、分け目を曖昧な感じに仕上げると良いでしょう。
さらに、毛先にパーマをかけたりコテで毛先を巻いてあげるのもボリュームアップのコツです。


いかがでしたか?
髪が細くなる原因には、加齢のほかにも、紫外線などの季節的なダメージの蓄積や誤ったシャンプーの仕方、生活におけるストレスや喫煙・飲酒など様々な原因があります。

髪が細くなる原因となる身近な生活習慣から見直し、ボリュームのある若々しい髪を取り戻せるよう、是非参考にしてみてください。

 

記事監修

毛髪診断士:細堀由香

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