若年性の薄毛とは?主な原因について解説
育毛お役立ちコラム
2021.03.12
薄毛が目立つようになるのは、年齢を重ねた50〜60代くらいからだろうと思っている人が多いかもしれません。
しかし、近年では20〜30代の若い世代でも薄毛で悩む人が増えてきています。
加齢は薄毛の原因の1つではあるのですが、若くても薄毛が目立つ人は少なくありません。
薄毛が目立ち始めたら、なんとか対処したいと思うでしょう。
今回は若年性の薄毛に効果がある育毛剤があるかどうかを紹介します。
若年性薄毛の原因なども解説しますので、抜け毛や薄毛に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
目次
- 1.若年性薄毛が起こってしまう主な3つの原因
- 1-1.原因1.男性ホルモン
- 1-2.原因2.血行不良
- 1-3.原因3.不規則な生活習慣
- 2.予兆がなくても要注意!若年性の薄毛は増えている
- 3.若年性薄毛に効果がある育毛剤はある?
- 3-1.1.育毛剤は何歳でも効果がある
- 3-2.2.頭皮に優しい成分のものを選ぶ
- 3-3.3.頭皮の状態に合わせて育毛剤を選ぶ
- 3-4.4.育毛剤は防止を目的とした医薬部外品
- 4.進行レベル別!育毛剤以外で若年性薄毛を改善する対処方法
- 4-1.1.まだ若年性薄毛の初期症状が出ていない人
- 4-2.2.若年性薄毛の初期症状が出ている人
- 4-3.3.完全に薄毛が進行している人
- 5.若年性薄毛は早めに対策を!若い世代にも育毛剤はオススメ
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若年性薄毛が起こってしまう主な3つの原因
「遺伝で薄毛になるかな」と予想している人でも、薄毛が進行するのは50代以降くらいだと思っているのではないでしょうか。
しかし、若年性の薄毛に悩まされる人は少なくありません。
どうして若年性の薄毛が起こってしまうのでしょうか。
ここでは、若年性薄毛の主な3つの原因を紹介していきます。
原因1.男性ホルモン
男性ホルモンであるテストステロンは5αリダクターゼという酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロンになります。
このジヒドロテストステロンは「悪玉男性ホルモン」と呼ばれており、このホルモンが活性化することで抜け毛が起きてしまうのです。
5αリダクターゼの量は遺伝的要因があるといわれており、分泌量に個人差があります。
そのため薄毛は遺伝すると考えられているのです。
若くても、もともと5αリダクターゼの量が多い場合は、ジヒドロテストステロンが大量に分泌され、その結果薄毛が進行してしまうことがあります。
原因2.血行不良
健康な髪の毛を生やすためには、正常な血行であることが必要不可欠です。
髪に必要な栄養素は血液によって頭皮の毛細血管に運ばれます。
ストレスによってホルモンバランスや自律神経が乱れると血行が悪くなり、必要な栄養素が頭皮の毛細血管に運ばれません。
そのため髪の毛に十分な栄養が行かず、毛が細くなったり抜けたり、生えなくなってしまったりということが起きてしまいます。
急激なストレスによって薄毛や抜け毛が起きたり、白髪が生えてしまうのはこのためだといわれています。
また喫煙習慣があると血管が収縮しやすく、血行不良になってしまうので注意が必要です。
原因3.不規則な生活習慣
生活習慣の乱れもホルモンバランスや自律神経の乱れに影響します。
20〜30代の男性は、仕事もバリバリする時期で、生活が不規則になりがちです。
睡眠時間を削ってでもプライベートを充実させたいという人も多く、髪の毛を成長させるのに必要なホルモンが十分に分泌されないこともあります。
また運動不足も血行を悪くしてしまう原因の1つですし、喫煙やアルコールの過剰摂取もよくありません。食生活が乱れると、髪の毛に必要な栄養素を摂取することもできなくなるでしょう。
1つの要因だけで薄毛が進行してしまう訳ではありませんが、不規則な生活習慣でさまざまな要因が絡み合い、その結果若くても薄毛が進行してしまうことがあります。
予兆がなくても要注意!若年性の薄毛は増えている
「まだ年齢的に大丈夫だろう」と考えている人もいるかもしれませんが、若いのに薄毛になる人は増えています。
若年性の薄毛は男性型脱毛症といわれるAGAが大きく関係しているといわれていますが、今20〜30代でAGAに悩む人が増えているのです。
また、なかには10代で薄毛になっている人もいます。
AGAの場合は治療を受けることもできますから、気になるようであれば病院を受診するのも1つの方法です。
またAGA以外にも過度なストレスによる円形脱毛症や、ストレスや生活習慣の乱れによる頭皮環境の悪化が原因の薄毛も多くなっています。
遺伝もないし、今予兆もないと無理な生活を続けていると、気づかぬうちに薄毛が進行する可能性もあるのです。
普段からストレスは適度に発散し、規則正しい生活をする習慣をつけておきましょう。
また現代は一昔前と比べると欧米の食生活に似てきています。
普段からジャンクフードや揚げ物ばかり食べている人は注意が必要です。
遺伝的には大丈夫だろうと考えている人でも、外食やコンビニ食ばかりの生活や、運動不足、喫煙や飲酒習慣、睡眠不足などに心当たりがある人は今のうちから生活習慣を改善しておくことをおすすめします。
若年性薄毛に効果がある育毛剤はある?
20〜30代でも抜け毛が目立つようになったり髪のボリュームが減っているように感じている人は、育毛剤を使おうかと考えているかもしれません。
若年性薄毛に効果のある育毛剤はあるのでしょうか。
1.育毛剤は何歳でも効果がある
育毛剤は年齢に合わせて作られているというよりは、症状によって作られているものです。
育毛剤の効果があるのは、今生えている毛に対してです。
今生えている毛を健康な状態に保ったり、抜け毛を防いだり、頭皮環境を整えるという効果を持っています。
若年性薄毛の場合、毛根はまだ活動していることが多いため、育毛剤を使うことで効果が期待できるでしょう。
2.頭皮に優しい成分のものを選ぶ
「なんとしてでも薄毛を防ぎたい」という人は、効果が強そうな育毛剤を選んでしまうかもしれません。
ただ薬用成分が強い育毛剤が必ずしも効果を発揮するという訳ではなく、逆に強すぎる成分が毛根や頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。
若年性薄毛の場合は、まだ毛根が活動していることが多いです。
そのため、毛根や頭皮へのダメージを抑えながら、髪の毛の成長を促す天然由来成分を配合しているものがおすすめです。
自然界にある植物などから抽出した天然由来の成分は低刺激なものも多く、頭皮へ必要以上の負担が少ないです。
3.頭皮の状態に合わせて育毛剤を選ぶ
今頭皮の状態はどのようになっているでしょうか。
まだ年齢が若いうちは皮脂が過剰に分泌されることがあるため、ベタつきを感じる人も多いはずです。
過剰な皮脂は毛穴を詰まらせて髪の毛の成長を妨げてしまいます。
ベタつきや臭いを感じるのであれば、皮脂を抑制する成分が配合されている育毛剤を選びましょう。
ベタつきを感じず乾燥している場合は、保湿成分が配合された育毛剤がおすすめです。
育毛剤にはさまざまな有効成分が配合されています。
頭皮の状態を確認して、自分の頭皮の改善に合った育毛剤を選ぶようにしましょう。
4.育毛剤は防止を目的とした医薬部外品
育毛剤=髪の毛を育てると考えている人もいるかもしれませんが、育毛剤は症状を防止することを目的とした医薬部外品です。
育毛剤を使うことで、抜け毛や薄毛を防ぐという効果もあります。
そのため、今はまだ薄毛がそこまで気になっていない人が使うことで、抜け毛や薄毛を防止する効果が期待できるのです。
育毛剤は頭皮環境を整えて、フケやかゆみなどを防止する効果もあるので、薄毛や抜け毛がまだ気になっていない状態でも使用することができます。
進行レベル別!育毛剤以外で若年性薄毛を改善する対処方法
若年性薄毛といっても、進行している具合は人それぞれです。
ここでは、進行レベルに合わせた対処方法を育毛剤以外で紹介します。
1.まだ若年性薄毛の初期症状が出ていない人
若年性薄毛の初期症状は、急に抜け毛が増えたり髪の毛のコシがなくなったりしている状態です。
まだこれらの初期症状が出ていないけれど、将来薄毛になるのを防ぎたい・遺伝的に心配だという人は予防から始めましょう。
若年性薄毛を予防するためには、まず食生活や生活習慣を改善します。
外食やコンビニ食だけに頼るのではなく、髪の毛に必要なタンパク質・ビタミン・亜鉛などが含まれる食材を積極的に食べましょう。
また規則正しい生活を心がけ、睡眠時間をしっかり確保してください。
運動習慣がないのであれば軽い運動でも構いませんから運動を取り入れるようにしましょう。
過度のアルコール摂取や喫煙習慣がある人は見直すことをおすすめします。
ほかにも、頭皮環境を整えておくことも大切です。
育毛剤を使っている場合でも、シャンプーを育毛シャンプーに変えて、頭皮環境を整えましょう。
またシャンプーやコンディショナーはしっかり洗い流し、お風呂上がりはすぐに髪の毛を乾かしましょう。
湿ったままの状態にしていると、頭皮で菌が繁殖してしまいます。
フケやかゆみの原因にもなるので気をつけましょう。
2.若年性薄毛の初期症状が出ている人
急に抜け毛が増えたり、髪質が柔らかく変化したりしている人は若年性薄毛の初期症状が出ています。
育毛剤を使うのはもちろんですが、育毛サプリも取り入れてより本格的に薄毛対策を行いましょう。
育毛サプリは髪に必要な栄養素や、抜け毛を抑制する効果のある栄養素を効果的に摂取することができます。
もちろん栄養はバランスの良い食事から摂ることが重要ですが、どうしても難しい場合はサプリを飲み始めるのもいいかもしれませんね。
また育毛シャンプーも取り入れてください。
いくら育毛剤や育毛サプリを取り入れても、食生活や生活習慣が乱れていては意味がありません。
初期症状が出ていない人の章で解説したことも意識して生活しましょう。
3.完全に薄毛が進行している人
明らかに薄毛が進行し、おでこや頭頂部に薄毛が見られるのであれば治療をすることをおすすめします。
AGAの治療ができる病院は増えていますから、できるだけ早めに治療を始めましょう。
効果が現れるまでの期間は個人差がありますが、早めに対処すればそれだけ薄毛の進行を抑えることができます。
若年性薄毛は早めに対策を!若い世代にも育毛剤はオススメ
育毛剤は年齢関係なく使用できますし、若年性薄毛に効果がある育毛剤は存在します。
自分の頭皮や薄毛の状態を確認して、症状にあった育毛剤を選びましょう。
また、育毛剤を選ぶ際は、刺激の少ない天然由来の成分配合のものがおすすめです。
まだ症状が出ていなくても、育毛剤には予防効果があります。
将来後悔しないためにも、今のうちから早めに薄毛の予防をしておきましょう。
記事監修
毛髪診断士:篠原沙希